断酒

断酒


慢性肝炎が治癒して9年、昼夜呑んでいました。特にこの四ヶ月は焼酎に明け焼酎に暮れるという生活でしたが、禁酒する事にしました。

14年1月4日  逢った事はありませんがニューヨーク在住の幸運(自由の誤記ではありません)の女神から、伝聞ですが思いがけなくこのHPについての感想を聞く事が出来ました。

以前HPを開設したその翌日に、45年前某大手会社に就職してから今まで仕事上出会った大勢の女性のなかでず抜けていた才媛から、感想のメールをもらった時も感激しましたが、感想の内容もほぼそのメールと同じでした。とても嬉かったのですがテレもありHPを読み返してみました。私のHPはメモの切り貼りで作成したのが殆どだから遅まきながらワープロによくある転換ミスなどをチェックしようと思ったのです。

その結果愕然としました。アル中へまっしぐらの過程にあることは明白です。最近自分でもかなり呆け気味と思っていたのですが、年齢の所為ではなくアルコールの所為かも知れないと考えました。

前にも述べましたが私の好きな言葉「天の作(な)せるわざわひは、猶(な)ほ違(さ)くべし。自ら作せるわざわひは、活(い)くべからず。」そのもので、原因不明のC型慢性肝炎はインターフェロンで治癒する事があっても、アル中による脂肪肝はお医者様でも治せないということです。

膵臓に出来た嚢胞も、アルコールが原因ではないかと疑いを持ちました。ためしに血圧を測ってみると、上が151で下が99 でした。

以前或る医者に診てもらった時、たった一度の診察で高血圧だからと薬を出された事を思い出しました。一生飲み続けなければならないと聞き、その医院には二度と行かず薬も捨てましたが、幸いな事に直後肝炎になり禁酒したところむしろ低血圧になったことを思い出しました。

薬が大嫌いなので、飲み続ける事になるのなら大好きなアルコールを止めた方がまだましと即決断した次第です。

子供の頃大人達が、「五十六十は洟垂れ小僧、男盛りは七八十」と言っていたのを思い出しました。なんか昔の大人は偉かったような気がします。

時節柄酒を呑んで呆けている時ではない、洟をかみ、前髪(もう殆ど無いが)をそり落として大人の仲間入りをしようと決心しました。

14年1月5日  何年かぶりにアルコールを止めました。ただ前にも述べました様に、全ての病気はストレスからというのが持論で、もしかしたらアルコールがストレスの解消に役立っていたのかも知れません。

有能な弁護士が顧客に有利な判例などを見つけてくる様に、又この持論を持ち出して呑み助に戻るかも知れませんが今のところは断酒を続けるつもりです。

妻は私の健康の方より納戸にあるプレミアム焼酎の在庫の山を気にして居ます。娘に話した時の第一声も納戸の焼酎はどうするのでしたが、全ての瓶を空にしてからでは手遅れの感があるのでやむを得ません。一升瓶入りの芋焼酎の賞味期限が二十年もあるのかどうか知りませんが男盛りをすぎ引退してからの楽しみにとって置こうと思っています。

その後

断酒したためか血圧が正常になりました。膵臓と腎臓に出来た嚢胞も消えてなくなり、ボーダーラインぎりぎりだった膵臓の腫瘍マーカーの値(CA19-9  36 U/ml)も大幅に下がり(CA19-9  8U/ml)正常になりました。

酒は百薬の長と言われまた適量を飲めば薬だとも言われていますが「(煙草が)たとへ薬であるにしても(当時そのように信じられていた)、健康な人はそれを用いてはならぬ。病気でもないのに薬を用いることは、健康な体を与えてくれた神の御心に反するばかりか、事実有害である」というジェイムズ一世のタバコに対する考えは、お酒でも正しいと思いました。
《 2002(14)/3/13 》

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