192時間

192時間


13年6月27日に和医大のエコー検査で膵臓に12mmの胞が見つかり、7月5日にCT、CT造影検査が決まりましたが、早々に諦めました。

私は何か将来に良くない事が起こることが判ると、あれやこれやと色々な場合を考えて悩んだりせず、最悪の場合に備えて出来るだけの事をし、後は信仰する神様にお願いすると云うワンパターンです。この方法は頭と胃に対する負担が最少でお勧めです。逆に願いを成就したいときは、完璧を目指して一点集中で全力投球すると、上手く行く場合が多いと思います。

今回も最悪の場合を想定しましたが、身体については出来る事は何も無く神様にお願いする一手でした。

ただ会社の事は、ワンマンでしたので私しか知らない事が多く、申し送りに全力を注ぎ込みました。

また身の回りの整理も行いました。整理した書籍の数も膨大で、車庫に積み上げて置いた所、何も知らない子供がそれを見て、お父様が身辺の整理を始めたと云う事が頭を過ぎり、慌ててその考えを振り払ったそうです。

私は想像力が鈍いのか死に対する恐怖が無く、何時もと態度が変わらなかったと思うのですが、孫が枝豆を枝から外しているのを見ていて、ふとこの子の結婚式に出れないなと思うと突然涙が出ました。それとその孫に「ジージこの頃変だ」と言われドキッとしたのですが、「呆けたのと違うか」と続いたので安心したりしました。

いよいよ7月5日になり、検査の結果について先生から説明を受けたところ、膵臓に5mmの嚢胞(cyst)が2ヶあるが、つぎの検査は6ヶ月後で良いでしょうとの事でした。嚢胞にもいろいろ有り、当分の間様子見という所ですが、これまでやった事は全て何れやらなければと思って居ながら出来なかった事なので無駄ではなく、今後もし悪くなっても慌てる事はないと思います。

また今回の経験で、生きていられる事の有難味を知り、一時間でも無駄にしては勿体無いと考え、死と向かい合っていた8日間を時間換算して項目を192時間としました。

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